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Flo X Logo

デザインストーリー

今日、スクリーンやモニターの形状とサイズはますます多様化しています。

カーブモニター、
スクエアモニター、
フラットモニター、
ワイドモニター、
ウルトラワイド、
縦長、
横長、
縦長と横長、
デュアルモニター、
トリプルモニター 、
大型モニター…

適切なサイズ、セッティング、複数のモニターを使用すると作業の効率は向上しますが、多様性があるということは人間工学的に大きな課題をもたらすことにもなります。

Flo X Covid 19
この課題こそが私たちが解決を目指しているものです。

すでにオリジナルのFloアームの設計図があったので、私たちは出発点から先行きに希望を持っていました。
しかし、すべての準備が整ったという頃…

パンデミックが発生したのです。

ヨーロッパに続いてイギリスもロックダウンに入り、国内のさまざまな機能が停止しました。街やオフィスから人が消え、企業は在宅ワークという新しいルールと奮闘することになりました。

簡単ではありませんでしたが、できる限り最善と思われることを続けるしかありませんでした。私たちは状況に順応し、チームワークを駆使して想像力を発揮しました。

試作品を作り、チームメンバーに送り、アイデアを交換し、また箱詰めして次のメンバーに発送し、ということを繰り返しました。配達業者の皆さんは非常に忙しかったであろうと確信しています。

基本的に、私たちには解決すべき大きな課題が3つありました。

1. 対応できる重量の範囲が最も広範で、かつ動かしやすく調整しやすい1本のアームはどうしたら作れるのだろうか?


Ollinでの経験から、2本のモニターアームを一緒に使用することで重量範囲を拡大できることを私たちは知っていました。だったら、これを1つの製品に統合させることはできないだろうか?


これが、Floのアームメカニズムを使用したブレークスルーの瞬間でした。Floのスプリングは1つです。Flo Xに使用するスプリングは1つではなく、2つです。


軽量モニターではスプリングを 1つ外し、重量のあるモニターでは2つのスプリングを両方使用します。
Flo-X-design-story
2. あらゆるサイズ、種類、重量のモニターに対応でき、調整が簡単なヘッドホルダーを作れないだろうか?

既存のDリングメカニズムから始まって次のレベルに進み、さらに大きなモニターやカーブモニターに対応できるようになりました。セットアップが1画面でも、2画面でも、3画面でも指先で調整でき、簡単にバランスを調整できるという特長は同じです。

3. モニターの種類にかかわらず、セットアップが簡単で完璧に調整できるようにするにはどうすればよいだろうか?

デュアルモニターやトリプルモニターのセットアップについては、最大3台のモニターを設置できるバーを作り、取り付けたバーを1つのノブで簡単に調整できるようにすることで、すべてのモニターを一度でシームレスに調整できるようにし、この課題を解決しました。

私たちが第一に重視していた点は、特定のサイズのセットアップに合わせて誰でも簡単にアームを調整でき、人間工学に基づいた完璧な位置に調整できるようにすることでした。

それは私たちが懸命に取り組んできたことであり、その苦労が報われて大きな成果を上げることができました。


その結果、デザインの新しいベンチマークとなる製品が生まれたのです。


今まで以上に大型で重量があるスクリーンを支えることができ、総重量18kgまでのシングル、デュアル、トリプルセッティングに対応する製品です。

実現を目指して私たちが最初に設定した課題、そしてパンデミック中に遭遇した数々の障害の中で、Flo Xは製品イノベーションの大きな成功となりました。私たちはこの結果を非常に誇りに思っています。
A Prototype and sketches